ハイパーハードボイルドグルメリポート観ました、衝撃!

Amazonのプライム会員になってて、まじで良かった!!と心から思った。プライムのお金はすでに年会費で払ってるので、無料で見れるようなものだし。なお、無料会員登録もあるので気になった人はまず観てみよう!

この番組を一言で言えば、ただ「海外で食事を取る人の動画」だけど、どれもこれも食事に至るまでの過程が衝撃的。動画で見られる生活の一部は、彼ら彼女らのそこにある日常だと思うと、今日本で一日3食を普通に食べられることは幸せなんだと気付かさせてくれる。ショッキングなシーンも多いので、苦手な人もいるかと思うけど、興味があればぜひ観て欲しい。
※以下、多少のネタバレあり。
※トップの画像は台湾旅行で撮ったもので、本作とは関係ありません

#1 エピソード1 アフリカ元少女兵に密着&台湾マフィア組長は何を食べる?

1本目は、アフリカのリベリア共和国四つと台湾一つ。リベリアの公用語は英語だけど、各部族ごとに独自の言語があるそうで、現地人の英語はカタコトな部分も多い。最初に出てきた1本10円の牛の串焼きをbeafではなくcow meatと呼んでいたり、billionaireをmoney womanと表現したり、独特の言い回しがある。ディレクターも体当たりで突っ込んだコミュニケーションを取っていって、現地人と関係性を築いていくのも見事。

グルメリポート①日本の支援物資横流し飯

国連WFPから配られた離乳食のトウモロコシ粉(を横流しで売られたもの)を使ったコンポタージュ&フライドフィッシュ。

  • 素揚げした魚
  • 茹でたとうもろこし粉
  • 揚げ油に、玉ねぎ唐辛子をすりつぶしてトマトピューレを入れて、塩コショウで味を整えたソース

が一皿に。作っているのは、夫をエボラ出血熱で亡くした妻。夫が残した百貨店のおかげで生きていけている。悲しさを乗り越えて子供を育てていく、という母の想いが垣間見える。ご飯を食べてお腹いっぱいとはにかむ子供の笑顔にささやかな幸せが見えた気がした。

 

グルメリポート②エボラ生存者飯

エボラ出血熱を乗り越えたものの後遺症に苦しむ22際の女性は、身を寄せる叔母の元で「オクラとパイプフィッシュのネバネバ飯」を素手で食べる。笑顔を見せるものの、毎日は食事は食べられないと話す。後遺症からか話す声も弱々しく、社会保障が無ければ、貧困=死なんだと、叔母がいなくなったら彼女はどうするんだろうと考えてしまった。

 

グルメリポート③闇食堂の暗闇食堂

スラム化した墓場には元少年兵、元少女兵900人以上が暮らしている。仕事はスリ、通行人の携帯をかっぱらうこととカメラの前で語る人々。中でも28歳の「元少女兵、現娼婦」は売春の仕事を終えて得た200円(!)を手に、食堂に行く。そこで笑顔で山盛りの白米とじゃがいもの葉のカレー(150円)を食べる。その日のご飯を食べて幸せだと語る彼女は、Money Woman, Billionaireになりたい、すなわちお金持ちになりたいと夢を語る。彼女は一体どれだけ仕事をすれば、学を得て職に就いてお金持ちになれるのだろうか。。

 

グルメリポート④台湾マフィア 組長たちの宴会飯

うってかわってロケは台湾へ。レストランは台北にある八號極品魚翅海鮮餐廳。フカヒレや生牡蠣など1万円のコースを食べながら「食事に関することだけ聞いて良い」って言われているのに「人を殺したことはあるのか」といった攻めた質問を投げかけるディレクター笑 観ててドキドキするけど、意外と普通に笑顔で答えてて拍子抜け。大切にしているものは「仁義」というマフィアのボスに、正義の反対は別の正義ということなんだな、という言葉をどこかで聞いたのを思い出した。

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simoon: ボードゲームとバイクとレザークラフトとカメラとお酒が好きなだけ。