GN125-2Fのブレーキフルードを交換する方法。
GN125-2Fをカフェレーサー化しようとしたものの、所有バイクが3台になってしまうのは困るので、友人に売却することに。納車前にいくつか整備をしてあげるシリーズその1。まずは効きが悪くなったフロントブレーキを直していく!
必要なもの
- ゴムホース(透明なもの)…今回は家にあった古いものを再利用
- ブレーキフルード(100mlもあれば余るほど)…今回はYAMAHAのフルードを利用。DOT-4なら何でもいい。
- 空のペットボトル
現状確認
以下の通りの劣化したブレーキフルード、真っ黒…。これではフロントブレーキがしっかり効かないのも納得である。ブレーキフルードは2016年4月に買った時におそらく交換されていただろうけど、そこから3年間野外保管だったので、加水分解されてグズグズだったみたい…。
↑ひどく真っ黒。これではブレーキレバーを握ってもスカスカだ。
ブレーキフルードを全部抜く
ブリーダープラグにゴムホースをはめる
ペットボトルの頭にカッターで切り込みを入れてそこにゴムホースを差し込む。反対側はブリーダープラグに差し込む。ゴムが広がってピッタリとハマる。
手順
ネジを緩めてリザーバータンクのキャップを開けて、中のゴムのダイヤフラムも取り出して水洗いして乾かしておく。
以下の手順でブレーキフルードを抜いていく。
- (ブレーキレバー)を何度か握る…内部の圧力↑↑
- (ブレーキレバー)を握ったまま、(ブリーダープラグ)を緩める…フルードがチューブに流れ出て圧力↓↓
- (ブレーキレバー)を握ったまま、(ブリーダープラグ)を締める…エアーが逆流する前にブリーダープラグを締める
- (ブレーキレバー)を戻す…流れ出た分フルードレベルが下がる
- 1に戻る ※エアーが上から流入してしまうため、リザーバータンクが空になる前にフルードを注ぐ。
↑こんな風にメガネレンチを使うと、レンチを地面に落とさなくて良い。汚いフルードがチューブに流れているのが見えるだろうか…
新しいフルードを継ぎ足していくと、いずれチューブに流れるフルードがキレイなフルードに変わるので、そうなったらブリーダープラグを閉じて、規定量までフルードを足し、ダイヤフラムを戻してブレーキの効きを確かめて、ブレーキフルード交換が完了。
感想
1-4の手順をしっかり守れば、エアが入ることも無く作業としては簡単。専用ツールを使うともっと楽にできるとは思うけど、安く済ませるならこの方法が楽かと思う。オイルとゴムホースで1,000円もかからない。フロントブレーキは制動の要なので、効きが悪くなったら試してみて欲しい。
その他のバイクのカスタムについてはこちらにまとめ。