うんちしたのだあれのルール&レビュー
友人にアメリカ土産でもらったうんちしたのだぁれ。ネタ感満載のコンポーネントもよろしいし、ゲームとしてもとても良くできている。こういったどうしようもないものでも笑ってプレイできる友達を集めて楽しんで欲しい。
まずもって容れ物はこちらです。肌触りがいい感じのうんちですね、はい。外に持ち運ぶのはちょっと勇気がいる。
説明書には「The #1 Card Game about #2」と洒落がきいたコメントが。#2というのはうんちの意、語源は知らないけど。”ナンバー2についてのナンバー1カードゲーム”。そのセンス、嫌いじゃない。
設定
リビングルームでうんちが見つかった。一体誰のペットがやったのか。
あなたの飼っている6匹のペットの無実を証明するのだ!
勝利/敗北条件
誰かが3つのうんちトークン(poop token)を獲得したらゲーム終了。その時点で一番トークンが少ない人が勝利。もし同点の場合は勝利を分かち合う。
ゲームの準備
色ごとにカードを分けて、6枚ずつ配る。全員が同じ6種類のペットのカードを持っている。カードは非公開。
ゲームの進行
初め方、進め方
最も若いプレイヤーが、手元のカードから1枚選んでテーブルに出す。例えばこんな感じ:
It was not my turtle that pooped in the living room, but I think it was someone`s hamster.
(リビングルームで粗相をしたのは私の亀ではありません。私が思うに、誰かのハムスターです!)
他のプレイヤーは早い者勝ちでハムスターのカードを亀のカードの上に出す。一番早かったプレイヤーが同様に「私のハムスターではありません、誰かのネコです。」のように宣言して、早い者勝ちで自分のペットが粗相をしていないことを証明していく。宣言したプレイヤーはカードを出すことが出来ない。
ラウンドの終了
誰かがうんちトークンを獲得したらそのラウンドの終了。ラウンドが終了するのは以下のどちらかが起きたとき。
誰かのペットに粗相したことをなすりつけられなかったとき。
私の○○ではありません、▲▲です!と言ったときの▲▲のカードを誰も持っていないとき。早い者勝ちで出していくので、何が残っているかすぐ分からなくなる。なお、自分が最後の1枚を出し切って宣言に失敗しても、うんちトークンをもらうことになるので要注意。
自分以外の全員がカードを出し切ったとき。
自分のペットのカードが手札に残ったまま、他のプレイヤーがカードを出し切ったとき。大体はこれが起こる前に、残っているカードを当てられなくてうんちトークンを引き取ることが多い。
ラウンドが終了したら、色ごとにカードを分け配って次のラウンドが始まり、誰かがうんちトークンを3つ獲得するまでゲームを続ける。※説明書には書いていないけれど、2回目のラウンドからは負けたプレイヤーから始めることにしている。
レビュー
モチーフがアレだけど、ゲームシステムはとても素晴らしい。同じルールでプレイし続けているのにもかかわらず、前半は反射神経ゲーム、後半は記憶力ゲームに変わっていくところが秀逸。最後の1枚になると大抵みんな頭を抱えるのが笑える。場に出したカードはきれいに重ねて、何が残っているか見えなくなるようにしておくのが良い。持っているフリのフェイントは、人数が多くなってくると結構有効になる。アイスブレイク的に楽しめる良いゲーム。
日本語版は、四角い箱に長方形のカードで入っているらしい。海外版の方が雰囲気あっていいのに、残念!