【感想】Dust to Dust はじめの1000マイル【バイクコミック】

引き続き、Kindle Unlimitedでバイク漫画など読み漁る。

Dust to Dust、葬式で語られる聖書の一節。

資産家だった祖父の遺言で、遺品であるCL72に乗ってメキシコで行われるバハ1000に、18歳の孫が出ることになり、それを取り巻く人間模様を描いた漫画。

関係ないけど、今やCL72ってプレミアがついて100万円くらいするんだな。。その後、CL72では勝てない!ということで、CRFに乗り換えてダートレースに挑む。遺産の話とか、初心者だけどオフロードレースでめっちゃ早いとか、ダートを走る砂埃を見て相方が走っている、調子悪いのが分かるとか、漫画っぽいトンデモな設定だけど、熱いセリフが出てきて気持ち良い読後感。

  • 「たとえつまらん世界のつまらん人生でも、キミの人生はね、キミが決めなければならないんだよ」
  • 「争わないで手に入る程度のモンに いったいどれだけの価値があるってんだ?」

弁護士のトキタさんがパンクないいキャラをしていて面白いw

作中で主人公が体験する「見たことがないもの」は、きっと色んなところに転がっていて、ちょっと足を踏み出せばあちこちにあるんだと思う。メキシコまでバイクを担いで行って、BAJAのレースに出るのはハードルがとっても高いけど、週末に自分の知らない場所まで、バイクだってなんだって出掛けることはやるかやらないか、だけだ。1000マイル、1600キロを時速160キロで駆け抜ける、なんて言うのは日本じゃできないことだけど、XL200Rで行ったことがない林道にチャレンジするなんて今日にもできる。早くバイク旅に出たいなぁと思った漫画だった。

ストーリーと直接関係ないけど、外国語を喋っている場面は横書きで、日本語は縦書きで、という書き方は個人的にはわかりやすくて好き。

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