CRF250LにSP忠男のパワーボックスを取り付けた!
CRF250Lのカスタムシリーズもこれで一段落。SP忠男のパワーボックスを自分でつけたので、やり方を以下に記す。
必要なもの
- SP忠男パワーボックス CR2-PB-12 ※MD38用(CR2-PB-01)とは別なので注意。
- 液体ガスケット ※耐熱のエキゾーストマニホールド・マフラーサイレンサー用のもの
- エキゾーストマフラーガスケット ※1個で足りるけど、失敗するかもと思って2個入りを。
間違ってマフラージョイントガスケットも買ってしまったけど、パワーボックスの説明書を読むとマフラー側の接続は、液ガスだけでOKと書いてあるので不要。
MD38用とMD44用のパワーボックスの違い
2017年式以降のものは微妙に取り回しとかが違うので要注意。気付いた限りは以下の2点が違っている。
- 酸素センサー(O2センサー)の有無 ※MD38はエンジン側の差込口にO2センサーがついているけど、MD44はエキパイにO2センサーがついているので、O2センサー用の穴がパワーボックスのパイプにある。
- エキパイの取り回し ※MD38用と比べて、だいぶ下方向に長くなっている。
画像で言うと↓の赤丸を付けた部分。肝心要のパワーボックス自体の位置も少し違っている。
交換方法
ざっくりとした手順は以下の通り。
- マフラーを外す
- エキパイを外す
- パワーボックスを取り付ける
- マフラーを取り付ける
外すことができれば付けられるので、外す方をメインで書く。手順書を読むとまず、マフラーを外すように書いてある。マフラーカバーとサイドカバーを外す。
ヒートガードも取り外す。
次にO2センサーのカプラーを取り外す。※手順書だとさきにボルトを外すように読めるけど、ケーブルが捻れるので先にカプラーを取り外して、自由に回せるようにした方が楽。
↓O2センサーを外したところ。
クラッチケーブルのホルダーも外す。ここのボルトが非常に狭くて外しづらいので、細めのソケットレンチがあるとやりやすい。
マフラーを外す時に、ボルトをひたすら緩めようと躍起になったけど、裏側のナットを緩めればすぐに外れた…。
赤丸をつけたあたりを外していく。左側の2つのボルトを外すとマフラーが引き抜ける。右側はあとでヒートガードを付けるときに再利用する。
続いてエキパイの取り外しにかかる。フランジナットを外す。
この銅色の丸いのがエキゾーストガスケット。柔らかい金属が潰れることで隙間を塞いでいるので、外すには力がいる。マイナスドライバーを使ってこじって外す。
ヒートガードを付けるためのステーを、ヒートガードを仮留めして場所を決める。ヒートガード自体が付いていると差し込めないから一旦外す。
外したのと同様に、パワーボックスを差し込み、マフラーを差し込む。
なお、マフラージョイントガスケットは使わずにダイレクトに差し込むよう手順書に記載してある。パワーボックスをエンジンに固定してから液体ガスケットを接合部に塗りたくってマフラーを差し込む。
外したボルト正しくつけて出来上がり。
交換後の感想
特に低回転域で明らかにトルクアップしていることが体感できた。正直プラセボ効果かなと思って、友人の純正のCRF250Lと乗り比べてみたけど、明らかに1-3速ぐらいの回転数の上がりがスムーズになっているのが感じられた。まるで排気量が少しアップしたような。マフラーは変わっていないので、排気音に変化はほぼ感じられない。確かに走りやすくなったのは間違いない。2万円以上する高い買い物だけど買ったかいがあってよかった!
MD44用
その他のバイクのカスタムについてはこちらにまとめ。